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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、市民参加型の海岸ごみ回収・データ登録イニシアティブの成長を報告

環境一般 市民活動】 【掲載日】2019.10.04 【情報源】EU/2019.09.17 発表

 欧州環境庁(EEA)は、同庁の海洋ごみ監視イニシアティブを通じて、欧州各地の海岸で市民によるごみ拾い活動が行われ、データが寄せられていることを報じた。このイニシアティブはEEAが2014年に立ち上げたもので、市民は海岸等でごみを拾い、拾ったごみに関するデータをEEAに報告する。ごみの分類はEU海洋戦略枠組み指令に準じており、ごみ拾い活動の管理やデータ登録のためのモバイルアプリやウェブポータルも用意され、EU市民が汎欧州規模で海岸ごみ拾い活動とデータを取りまとめる唯一のプラットフォームになっている。EEAが2017年までの登録データを分析したところ、使い捨てプラスチックが海洋ごみの最大の原因になっていることが示された。
 同イニシアティブを通じ、デンマークでは同国の科学週間に合わせて全国で児童5万7000人以上がごみ回収とデータ提供を行うこととなっている。2019年9月21日のワールド・クリーンアップ・デーに合わせ、各地でごみ拾いイベントの実施を呼びかけるEUビーチ・クリーンアップ・キャンペーンも行われている。【欧州環境庁】

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