一般財団法人環境イノベーション情報機構
第5回内分泌攪乱化学物質問題に関する国際シンポジウムに、3日間でのべ約2,200人が参加
【健康・化学物質 環境ホルモン】 【掲載日】2002.11.29 【情報源】環境省/2002.11.28 発表
2002年11月26日から28日にかけて、広島市の広島国際会議場で、環境省主催による「第5回内分泌攪乱化学物質問題に関する国際シンポジウム」が開催され、3日間の通算で、17か国からのべ約2,200人(海外からはのべ約200人)が出席した。このシンポジウムは(1)世界各国の内分泌攪乱化学物質問題への取組状況の情報を共有化する、(2)内分泌攪乱化学物質問題の研究の方向性について議論する、(3)化学物質対策について各方面の関係者と意見交換を行う−−の3点を目的としたもの。
第1日目の一般向けプログラムでは、東京大学堤治(つつみ・おさむ)教授による「内分泌攪乱物質の次世代影響」と題する特別講演や、各国、各機関での内分泌攪乱化学物質問題に対する取組みの紹介、「環境リスクコミュニケーション」をテーマにしたパネルディスカッションが開催されたほか、第2日目・第3日目の専門家向けプログラムでは、各分野の第一線の研究者により、免疫影響、カエル、甲状腺、性分化、曝露評価・リスク評価、子供の健康−−の7つのテーマに関して発表が行われた。
また、会場内で同時開催された環境ホルモン学会によるポスターセッションでは、307演題の研究内容が掲示され、それぞれの発表パネルの前では参加者による討論が行われた。【環境省】