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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、EUにおけるアンモニア排出は2017年も増加と報告

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2019.07.19 【情報源】EU/2019.06.28 発表

 欧州環境庁(EEA)は、EUにおけるアンモニア排出は2016年から2017年にかけて0.4%増加し、4年連続の増加になったと報告した。2014年から2017年にかけて約2.5%増加した。原因は、農業部門からの排出削減が進まないことにある。この発表は国別排出上限(NEC)指令に基づく状況報告の一部で、窒素酸化物(NOx)、非メタン揮発性有機化合物(NMVOC)、二酸化硫黄(SO2)、アンモニア(NH3)の主要4大気汚染物質の2017年の排出量は、EU全体では上限を超えなかった。国別では、NH3排出は21か国では上限を超えなかったが、オーストリア、クロアチア、ドイツ、アイルランド、オランダ、スペインの6か国では上限を超えた。EUが2020年までの排出削減目標を達成するには、NOx排出を3.2%、NH3排出を2.3%、微小粒子状物質(PM2.5)排出を1.3%削減する必要がある。さらに、2030年までの排出削減目標を達成するには、NOx排出を約40%、PM2.5およびSO2排出を30%以上、NMVOCおよびNH3排出を約15%削減する必要がある。【欧州環境庁】

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