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環境ニュース[国内]

循環型社会を支える木材利用の推進めざし、木材関連技術の開発課題検討報告書まとまる  

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2002.11.28 【情報源】林野庁/2002.11.27 発表

 林野庁の「木材利用及び木材産業に関する技術開発目標の策定のための検討会」(座長:安藤直人・東京大学大学院助教授)は平成14年5月から行ってきた検討の結果をとりまとめ、報告書「木材利用及び木材産業に関する技術開発目標−緑を循環利用し環境と共生する産業の育成のために−」を策定した。
 この報告は、再生産が可能な木材利用の推進、これを支える木材産業の発展が循環型社会を形成を実現する上で重要であるとの基本認識に立ちながら、今後優先的に取り組むべき木材関連の技術開発の課題の方向を、(1)企業競争力の確保、(2)消費者視点の重視、(3)循環型社会への対応、(4)新分野への挑戦、(5)技術開発推進のシステムの強化−−の5点に集約。それぞれの課題ごとに具体的に開発すべき技術の内容を検討している。
 なお、循環型社会への対応に関連した技術としては「バイオマスエネルギー」「リサイクルリユース」「ライフサイクルアセスメント(LCA)」の3分野に関わるものが検討され、「バイオマスエネルギー」については熱効率の高い燃焼機器や建設発生木材に含まれる化学物質の除去・分離に関する技術開発が、「リサイクルリユース」については木質系廃棄物の再生・再利用、炭化利用・木材成分の多面的な利用などに関する技術開発が、「LCA」については木材利用の優位性の科学的評価手法の開発が課題と方向付けられている。【林野庁】

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