一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都、母島で再エネ電力の実証へ 小笠原村、東電PGと協定
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2019.02.18 【情報源】地方自治体/2018.12.21 発表
東京都と小笠原村、東京電力パワーグリッド(PG)は、小笠原諸島の母島で消費する電力をすべて再生可能エネルギーでまかなう実証実験について協定を結んだ。実証では、島内に太陽光発電設備と蓄電池を設置し、1 年の半年程度を太陽光でつくった電力だけで電力需要をまかなう。今年1月から3年程度、母島の自然環境調査や専門家への意見聴取を行い、事業計画を検討。その後、太陽光発電設備や蓄電池の設置工事を行い、2022年度末の実証開始を目指す。実証期間は3年間を想定している。
協定に基づき、都と小笠原村は、太陽光発電設備などを設置する土地を提供する。設置場所は、自然環境調査や専門家の意見を踏まえて選定する。東電PGは、太陽光発電設備などの設置・保守・運用を手掛ける。
小笠原諸島は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されている。小池百合子知事は「貴重な自然や景観に十分配慮しながら、計画の検討を進めていく」と話している。