一般財団法人環境イノベーション情報機構
京セラ、100%再生可能エネルギー ゼロエミッション・データセンターを北海道石狩市に開業
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2019.01.25 【情報源】企業/2019.01.07 発表
京セラコミュニケーションシステム株式会社は、北海道および石狩市の協力のもと再生可能エネルギー100%で運営するゼロエミッション・データセンターの開業に向けた取り組みを、2019年4月から北海道石狩市で開始すると発表した。国内では2030年に実現を目指すエネルギーミックスの水準として、再生可能エネルギー(再エネ)による電源構成比率22〜24%が掲げられており、太陽光、風力など再エネを主力電源とする取り組みが進んでいる。
また再エネは今後、補助政策(FIT:固定価格買取制度など)なしでも事業が成立する地産地消モデルに移行していくことが想定されている。
一方で、再エネ発電は自然条件に左右されるため需給の安定化や、導入コストの低減などが課題となっている。
このデータセンターは、太陽光、風力、バイオマスで発電した電力を自営線で結び、発電所から直接供給する。
発電所から再エネが直接供給され、再エネ100%で稼動するデータセンターは日本初となる。
また地域の特性を活かし、夏場は冬に貯めた雪でサーバを冷却する雪氷冷房を備える。
2019年4月から着工し、2021年中に稼動開始予定、太陽光、風力、バイオマス発電と順次連携し、2022年に再エネ100%で稼動する計画。
【京セラコミュニケーションシステム株式会社】