一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)いちき串木野市及び薩摩川内市における風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2018.12.04 【情報源】環境省/2018.12.03 発表
環境省は、鹿児島県で計画されている「(仮称)いちき串木野市及び薩摩川内市における風力発電事業計画段階環境配慮書」(合同会社NWE-09インベストメント)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、鹿児島県いちき串木野市及び薩摩川内市において、最大で総出力90,000kWの風力発電所を設置する事業。
環境大臣意見では、
(1)適切な環境影響評価及び環境配慮を行うために必要な体制の整備・強化を引き続き行うこと、
(2)既存の風力発電設備等に関するこれまでの調査等から明らかになっている情報及び環境影響評価図書等の公開情報の収集や他事業者との情報交換等に努め、累積的な影響について、適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること、
(3)風力発電設備等を住居から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、
(4)風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等による鳥類への重大な影響を回避するため、適切な調査、予測を行い、専門家等からの助言を踏まえ、影響を評価し、風力発電設備の配置等に反映すること
等を求めている。
【環境省】