ダイオキシン類測定を伴う請負調査の受注資格審査、平成１５年度も実施へ

【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2002.11.15 【情報源】環境省／2002.11.14 発表

　環境省は平成１５年度に同省が実施する請負調査のうち、ダイオキシン類の環境測定を伴う調査については、平成１４年度に続き、環境省が測定分析機関の受注資格審査を行い、受注資格があると認める機関に対して競争入札への参加を認めることに決定。審査の申請手続の内容を平成１４年１１月１５日付け官報で公表した。
　ダイオキシン類の測定・分析については、超微量物質を多数の同族体・異性体に分離し同定しなければならず、前処理の複雑な操作と高分解能の質量分析計を利用する高度な技術が必要となる。
　このため環境省では「ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理指針」を１２年１１月に定め、同指針の普及による測定の信頼性確保を図るため、ダイオキシン類の環境測定を伴う請負調査の受注資格の１つに、指針に規定された事項が実施されているか審査を行い、この審査に合格した機関であることを加えている。
　なお審査申請手続き期間は平成１４年１２月１６日〜２０日（前期）、平成１５年４月１４日〜１８日（後期）の２回。審査合格機関には平成１５年度、１６年度の計２年間の受注資格が付与される。【環境省】