一般財団法人環境イノベーション情報機構
瀬戸内海における藻場・干潟分布状況調査(西部海域)の結果を公表
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2018.09.10 【情報源】環境省/2018.09.07 発表
環境省は、瀬戸内海における藻場・干潟の保全・再生・創出等を図るため、藻場・干潟の分布状況調査を平成27年度から29年度の3年間で実施した。調査は衛星画像の解析手法を用いた。平成29年度に調査を行った西部海域(響灘、周防灘、豊後水道)では、藻場面積は5,367ヘクタール(東京ドーム約1,150個分)、干潟面積は6,657ヘクタール(同約1,420個分)となった。
また、一部エリアにおける経年変化の試算の結果、既往調査(平成元〜2年度)と比較して、今回調査(平成29年度)では、藻場面積は約10%の減少が見られたが、海草藻場(アマモ)については、ヒアリング調査を実施した8エリアのうち3エリアで増加、1エリアで減少(4エリアは変化無し)、海藻藻場(ガラモ等)については、3エリアで増加、5エリアで減少となった。
干潟面積は全てのエリアで変化が見られなかった。
調査の結果は、沿岸域の環境保全施策の検討・実施における基礎データとして活用していく。
以下のホームページで調査結果を公開している。
瀬戸内海における藻場・干潟分布状況調査について
http://www.env.go.jp/water/heisa/survey/result_setonaikai.html
【環境省】