一般財団法人環境イノベーション情報機構
福井鉄道とヤマト運輸が路線バスで宅急便を輸送する「客貨混載」を開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2018.08.10 【情報源】企業/2018.08.08 発表
ヤマト運輸株式会社は、福井鉄道株式会社と、ローカル線の路線網維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的として、福井県越前市と池田町の間で「客貨混載」を開始する。福井県池田町は、周辺の都市に出るために、町内唯一の公共交通機関であるバスの利用が不可欠であるが、近年の少子高齢化と人口減少に伴う乗客の減少により、路線網の維持が課題となっていた。
ヤマト運輸は、路線網維持と池田町での地域サービスの向上を目指して、荷物を路線バス(福鉄バス)で運ぶ「客貨混載」を始めることとした。北陸地方において、客貨混載は初の取り組みとなる。
福井鉄道は、路線バスの空きスペースを使って宅急便を輸送することで、路線網維持につながる新たな収入源を確保することができ、ヤマト運輸は、集配車が往復して宅急便を輸送していたところを路線バスが輸送することで、運転時間の削減ができ、セールスドライバーの負担軽減や生産性の向上につながる。
また、走行距離の削減はCO2排出量の削減にもつながる。
【ヤマト運輸株式会社】