国産野菜１６１検体の残留農薬を調査　基準値超過事例見つからず

　農林水産省は平成１４年６月から開始した、国産野菜の残留農薬調査のうち１４年１０月分までの調査結果をまとめ、公表した。
　この調査は同省の農薬使用実態調査に協力している全国の生産者４、０００戸のうち、７００戸から収穫物を提供してもらい、全国に８か所ある独立行政法人農林水産消費技術センターで分析を行うもの。平成１５年３月の調査終了時までに野菜４００検体、果実１００検体、茶２００検体の分析を目指している。
　なお今回の公表内容によると、６月から１０月までの間に残留農薬分析を行った１６１検体の収穫物については、食品衛生法に基づく残留農薬基準値を超過する農薬は検出されなかった。【農林水産省】