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環境ニュース[国内]

再生砕石、再生アスファルト合材は年度末に供給不足気味に 道路工事件数の増加に供給追いつかず

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2002.11.01 【情報源】国土交通省/2002.11.01 発表

 国土交通省は再生砕石、再生アスファルト合材などの需給状況の実態調査をまとめ、14年11月1日に公表した。
 再生砕石は道路の路盤材、再生アスファルト合材は道路表面に使用されることが多い。
 今回の調査は(1)道路工事などの発注機関として国土交通省の10地方整備局と全国の59地方自治体、(2)神奈川県と熊本県の再資源化事業者、(3)神奈川県と熊本県の建設業者−−を対象として実施。再資源化事業者、建設業者への調査で対象を神奈川・熊本の2県に絞ったのは、事前調査で神奈川県での再生材の需給安定、熊本県での需給逼迫が確認されたため、両地域の格差を比較することを意図してのものだ。
 なお工事発注機関に対する再生材の需給状況調査では、再生アスファルト合材では年間を通して供給不足となる割合は少ないが、再生砕石は年度末の1〜3月期に供給不足の傾向となることが判明。
 神奈川・熊本の建設業者に対する調査では、やはり年度後半に再生材購入量の上昇が確認されたが、再生砕石より再生アスファルト合材の年度末の購入集中が顕著であることがわかった。
 ただし再資源化事業所に対する調査では、再生材の原料となる建設副産物の受け入れ量も年度後半に増加し、特に熊本では1〜3月期に集中していることが確認されている。国土交通省によれば原料の受け入れ量が増加しているのに、年度末に再生材が供給不足の傾向がみられるのは、年度末に道路工事件数が増加することに伴い、再生材購入量が供給量を上回ることが要因と考えられるという。【国土交通省】

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