一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)西予梼原風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2018.04.16 【情報源】環境省/2018.04.13 発表
環境省は、愛媛県及び高知県で計画されている「(仮称)西予梼原風力発電事業計画段階環境配慮書」(電源開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。本事業は、愛媛県西予市、北宇和郡鬼北町及び高知県高岡郡梼原町において、最大で総出力180,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、
(1)風力発電設備等を住居から離隔すること等により、騒音等及び風車の影による影響を回避又は極力低減すること、
(2)風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等による鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた保全措置を講ずること、
(3)風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、沢筋等からの距離の確保に努め、工事実施時の土工量を抑制し、仮設沈砂池の設置等により土砂や濁水の流出等を最小限に抑えることで、水環境への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】