一般財団法人環境イノベーション情報機構
千葉市、廃食油をごみ収集車の燃料に ごみ減量とCO2排出量削減へ
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2018.04.13 【情報源】地方自治体/2018.02.15 発表
千葉市は、家庭の使用済み天ぷら油などの廃食油を回収し、リサイクルしたバイオディーゼル燃料(BDF)をごみ収集車の燃料として利用している。市は、廃食油を回収場所に持ち込むよう市民に協力を呼びかけている。BDFは植物油から製造される軽油代替燃料で、原料となる植物が成長する過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するため、BDFの使用でCO2を排出しても大気中のCO2は増えないとみなされる。家庭から可燃ごみとして排出される廃食油を回収場所へ持ち込むと、バイオディーゼル燃料にリサイクルされ、可燃ごみの減量とCO2排出量の削減につなげる。
回収の対象は、オリーブオイル、菜種油(キャノーラ油)、サラダ油、大豆油、ごま油などの植物油。バターやラードなどの動物油、エンジンオイルや灯油などは回収しない。
廃食油から天かすなどの不純物を取り除き、2L以下のペットボトルに入れて持ち込む。ペットボトルは返却せず、処理工場で洗浄後、リサイクルルートに回す。未使用の植物油は缶など購入時の容器で出せる。回収場所と回収日時は市ホームページで確認できる。