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環境ニュース[国内]

南アフリカ産グレープフルーツから残留基準値を超えるイマザリルを検出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.10.28 【情報源】農林水産省/2002.10.24 発表

 長野県の国内流通品の検査で、南アフリカ産グレープフルーツから2回にかけて残留基準値を超えるイマザリル(防かび剤)の検出が確認された。
 グレープフルーツに対するイマザリルの残留基準値は5.0ppm(1キログラムあたり0.0050g)だが、今回の事例ではそれぞれ2回とも7.8ppm(1キログラムあたり0.0078g)のイマザリルを検出していた。
 このため厚生労働省では平成14年10月24日付けで南アフリカ産グレープフルーツの全輸入届出に対して、食品衛生法第15条第3項に基づく検査命令の実施を決定。長野県も今回検出が確認されたグレープフルーツの販売者に対し回収を指示するとともに、輸入業者を管轄する東京都に食品衛生法違反の通報、詳細調査の依頼を行った。
 なお検査命令の対象になった場合、輸入者は費用を負担して、厚生労働省指定機関で検査を実施しなければならず、検査結果が判明し問題がないことが確認されるまで輸入手続きを進めることができない。【厚生労働省】

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