一般財団法人環境イノベーション情報機構
福島県富岡町、復興メガソーラー運転開始 再エネを通して復興に貢献
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.01.24 【情報源】地方自治体/2017.11.15 発表
福島県富岡町に大規模太陽光発電所(メガソーラー)「富岡復興メガソーラー・SAKURA」が完成し、運転を始めた。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響で増えた町内の遊休農地を有効活用する。売電収益の一部を地域の復興に役立てる。発電所名は、富岡町に桜の名所があることなどから「SAKURA」と名づけた。発電事業者は、福島県と県内市町村、金融機関などが出資する再生可能エネルギー発電会社の福島発電(福島市)、富岡町、風力発電などを手掛けるJR東日本エネルギー開発(東京)が出資する富岡復興エナジー合同会社。
富岡町上手岡地区の遊休農地約40ヘクタールに太陽光パネル約11万枚を設置。メガソーラーの出力は約30MWで、年間発電電力量は一般家庭約9100世帯の年間消費電力量に相当する3万3000MWhを見込む。
発電した電力は再エネの固定価格買い取り制度(FIT)に基づき、電力会社に売電する。国や県、市町村などで構成する福島県再生可能エネルギー復興推進協議会と協力し、売電収益の一部を地域の復興に活用する。