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環境ニュース[国内]

日本政策投資銀行、日本製紙に「環境格付」に基づく融資実施、最高ランクを付与

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2018.01.10 【情報源】企業/2018.01.05 発表

 日本政策投資銀行(DBJ)は、日本製紙に対して「DBJ環境格付」に基づく融資を実施した。森林認証の取り組みをはじめとした持続可能な原材料調達の推進などを評価した。その結果、4段階ある格付けのうち「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」となる最高ランクを付与した。格付けに応じて融資条件を設定し、特別金利を適用する。

 日本製紙は「木とともに未来を拓(ひら)く総合バイオマス企業」を掲げ、持続可能な社会の構築に向けて原料の調達や木質資源の保護・育成などを通じた環境活動を高い水準で進めている。DBJ環境格付では、自社林での森林認証取得率100%を達成していることや、全ての製紙原料を森林認証で認められた材にしている点を高く評価した。

 加えて、海外チップ・パルプの供給元にアンケートを行って改善を要請し、供給網の管理を強めて持続可能な原材料調達を進めている点を認めた。さらに、製紙事業での国産材の利用拡大によって国内林業を活性化すると同時に、次世代の環境配慮技術・製品開発の研究に力を入れ、本業で社会課題の解決に取り組んでいることを評価した。

 これらのほか、グループ一体的な重要課題や重要業績評価指標の議論を踏まえ、非財務情報を積極的に開示している点も認めた。日本製紙は最高ランクの格付けを弾みに、今後も再生可能資源の木材の多様な特性を引き出す事業を展開する。DBJ環境格付融資は企業の環境経営度を評点化して優れた企業を選び、得点によって条件を決める。

【株式会社日本政策投資銀行】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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