一般財団法人環境イノベーション情報機構
残留性有機汚染物質検討委員会第13回会合(POPRC13)の結果を発表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2017.10.24 【情報源】環境省/2017.10.24 発表
環境省は、残留性有機汚染物質を国際的に規制するストックホルム条約(POPs条約)に関し、平成29年10月17日から20日にかけて、同条約による規制対象物質について検討を行う「残留性有機汚染物質検討委員会」(POPRC)の第13回会合がイタリアのローマで開催されたと発表し、その結果を公表した。本会合では、ジコホルについて、条約上の廃絶対象物質(附属書A)への追加を締約国会議に勧告することが決定された。
また、ペルフルオロオクタン酸(PFOA)とその塩及びPFOA関連物質について、POPs条約上の位置付け(製造・使用等の「廃絶」若しくは「制限」、並びに「意図的でない生成」)及び適用除外について、更なる情報収集を行い、引き続き検討することが決定された。
さらに、新たに提案されたペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)とその塩及びPFHxS関連物質について、条約対象物質とする必要性についての検討を進めることが決定された。
次回POPRC14は、2018年9月にローマで、また、POPRC13及びPOPRC14の結果を踏まえた第9回締約国会議(COP9)は、2019年の4月末から5月初めにかけてスイス・ジュネーブで開催される予定。
【環境省】