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環境ニュース[国内]

東レ、部分植物由来のPTT複合繊維とテキスタイルが「エコマーク」商品に認定

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2017.10.17 【情報源】企業/2017.10.12 発表

 東レの部分植物由来の「エコディア」PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)複合繊維とテキスタイル(織物)が、環境ラベル「エコマーク」商品に認定された。「家庭用繊維製品」の紡織基礎製品の分野で、PTT繊維製品が日本のエコマークを含む世界の環境ラベル「タイプI環境ラベル」として認められるのは世界で初という。

 エコディアは東レのバイオマス由来ポリマー(重合体)素材・製品の事業ブランドを指す。エコマークに認定されたエコディアPTT複合繊維は、バイオ科学やサステナブル(持続可能)ソリューション事業などを手掛けるデュポン・スペシャルティ・プロダクツが供給する部分植物由来PTT樹脂「デュポンソロナポリマー」を使用している。

 デュポンソロナポリマーは植物由来37%のPTT樹脂で、植物の糖を発酵させてつくる1,3-プロパンジオールと呼ぶ物質とテレフタル酸を共重合した。再生可能な原料を使用していることで、温室効果ガスが削減できる。東レはエコディアPTT複合繊維によるテキスタイルを「PRIMEFLEX(プライムフレックス)」のブランドで展開している。

 タイプI環境ラベルは、各国の環境行政の意向を反映する第三者認証の環境ラベルを意味し、エコマークは日本唯一の同ラベルとなる。植物由来素材はこれまでもあったが、適合性評価や信頼性確保の考えが浸透していないため訴求できなかった。タイプI環境ラベルの認定で信頼性の高い環境性能がある素材として世界的にアピールできる。

【東レ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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