一般財団法人環境イノベーション情報機構
サントリーHD、グループ国産商品に森林管理認証を取得した紙製包材を順次採用
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2017.08.04 【情報源】企業/2017.08.01 発表
サントリーホールディングスは、グループ企業が展開する国産商品に国際的な森林管理認証「FSC(森林管理協議会)認証」を取得した紙製の包材を順次採用する。第1弾として、サントリー食品インターナショナルがミネラルウオーターブランド「サントリー天然水」に、同認証を取得したダンボール包材を8月上旬の製造分から導入する。FSCは木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工の過程を認証する機関である。FSC認証は、森林の環境保全に配慮し、森林がある地域にとって経済的に継続可能な形で生産された木材に付与される。森林そのものに対する「FM認証」と、加工・流通過程の管理方法についての「COC認証」の2種類がある。
サントリー食品インターナショナルは国内の飲料メーカーで初めて、5月にダンボールのCOC認証を取得した。COC認証は「ダンボール紙・板紙」や「印刷物」など約40種類あり、ダンボール紙・板紙で認証を受けた。サントリー天然水のダンボール包材にはFSCのロゴとともに「責任ある木質資源を使用したパッケージ」と記される。
サントリー食品インターナショナルに加え、サントリービール、サントリースピリッツ、サントリーワインインターナショナルがFSC認証の紙製包材を取り入れる。サントリービールはノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー コラーゲン」を皮切りに「オールフリー」ブランドで秋以降に認証を取得した紙製包材を採用する。
【サントリーホールディングス株式会社】