一般財団法人環境イノベーション情報機構
福岡市、燃料電池バイク公道走行 下水汚泥由来のグリーン水素
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2017.08.08 【情報源】地方自治体/2017.06.06 発表
福岡市は、水素を燃料に発電しモーターを動かして走行する燃料電池バイクを同市の中部水処理センターに導入し、公道での走行実証を始めた。市によると、車両型式認定を受けた燃料電池バイクが公道を走行するのは全国初という。実証は2019年3月まで実施する。中部水処理センターは下水汚泥を処理する過程で発生するバイオガスから水素を製造する世界初の水素ステーションを設置しており、その水素を活用する。
市が進める「水素リーダー都市プロジェクト」の一環。下水からつくったグリーン水素をモビリティに活用する取り組みは、燃料電池トラックの技術開発・貨物輸送の実証に続き、同プロジェクトの第2弾となる。
スズキが開発した燃料電池バイク「バーグマン・フューエルセル」を2台導入し、同センターの管理を受託している「キュウセツAQUA」(福岡市)の従業員が通勤などに利用する。