一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成14年の警察白書速報版をホームページに掲載 環境犯罪の摘発状況も報告
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2002.10.09 【情報源】警察庁/2002.10.08 発表
警察庁は平成14年10月8日に同庁のホームページに平成14年の警察白書速報版を掲載した。この速報版は、平成14年警察白書の第1章から第10章までのうち、図表や写真を除く文章部分を掲載したもの。13年の刑法犯検挙率が戦後初めて20%を割り込んだ一方で刑法犯認知件数が273万5,612件と戦後最高を記録したことを受けて、「我が国の治安回復に向けて」をメインテーマとしている。
なお環境犯罪の摘発についても白書の第3章「生活安全の確保と警察活動」の中で取り上げられており、警察が産業廃棄物の不法投棄や野焼きなどについて、組織的・計画的な事犯や暴力団が関与する事犯、行政指導・命令を無視した事犯を中心に取締りを強化していること、ワシントン条約で商取引が禁止された野生動物の密輸入摘発などに取り組んでいることが紹介されている。
また最近の産業廃棄物不法投棄の実態も報告されており、( 1 )車両ナンバーの隠ぺいや見張りを立てるなど悪質な工作、(2)「自社処分」「保管」などの名目で廃棄物を大量に受け入れての不法投棄、(3)深夜、早朝にかけてのゲリラ的な山林部への不法投棄−−の3点が特徴であるとされている。【警察庁】