一般財団法人環境イノベーション情報機構
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測データに基づくメタンの全大気平均濃度データを公開
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.06.06 【情報源】環境省/2017.06.02 発表
環境省、国立環境研究所(NIES)及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同で開発した世界初の温室効果ガス観測専用の衛星「いぶき」(GOSAT)による、月別メタンの全大気平均濃度データを、NIESホームページより公開した。メタンは、二酸化炭素に次いで地球温暖化に与える影響の大きい重要な温室効果ガス。
「いぶき」の観測データによれば、メタンの月別平均濃度は晩秋・冬に極大・初夏に極小という季節変動をしながら年々上昇し、平成29 年1月には過去最高の約1815 ppb を記録した。
【ppb】微量の気体の濃度等を表す単位で、1 ppbは10億分の1の割合を意味する
地球規模のメタン濃度の動向は「いぶき」の観測によって今回世界で初めて示されたもの。
【環境省】