一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省、『地盤沈下観測等における衛星活用マニュアル』を公表
【水・土壌環境 地盤沈下】 【掲載日】2017.05.25 【情報源】環境省/2017.05.25 発表
環境省は、地盤沈下対策に取り組む地方公共団体の監視体制の維持・向上に役立てることを目的とした「地盤沈下観測等における衛星活用マニュアル」を取りまとめ、公表した。地盤沈下は、主として地下水の過剰な採取に伴う地下水位の低下により軟弱な粘土層が収縮して発生するもので、一旦発生すると元には戻らない不可逆的な現象であるとともに、即座にとめることが困難な現象。
国や地方公共団体は水準測量により地盤沈下監視を継続しているが、多大な費用や人員が必要となり、広域的な継続監視が困難となっている状況がある。
環境省では、地盤沈下監視費用の削減や面的な管理が容易となることを目的として、陸域観測技術衛星による観測データを用いた地盤沈下観測手法の検討を行ってきた結果、新たな観測技術の一つとして、利用できる見込みが得られた。
このため、地盤沈下対策に取り組む地方公共団体の監視体制の維持・向上に役立てることを目的に、地球観測衛星による観測データを活用した地盤高観測に関する技術情報やこの観測技術を導入するまでの手順などを『地盤沈下観測等における衛星活用マニュアル』として取りまとめた。
マニュアルやその他の関連情報はプレスリリース参照。
【環境省】