一般財団法人環境イノベーション情報機構
川崎市、武蔵溝ノ口駅リニューアル 「エコステ」モデル駅に
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2017.05.15 【情報源】地方自治体/2017.03.23 発表
JR東日本と川崎市は、JR南武線武蔵溝ノ口駅(同市)を、二酸化炭素(CO2)を排出しない水素エネルギーを活用した「エコステ」モデル駅としてリニューアルした。エコステは、省エネや再生可能エネルギーなどさまざまな環境保全技術を駅に導入する取り組み。すでにJR中央線の四ツ谷駅や東北本線の平泉駅、京葉線の海浜幕張駅などで実施されている。
武蔵溝ノ口駅では、東芝製の自立型水素エネルギー供給システム「H2One」を導入し、駅舎屋上に太陽光パネルを設置。災害時には貯蔵タンクに蓄えた水素を使って燃料電池で発電することで、一時滞在場所で必要となる設備への電力供給が可能になる。
また、ホームとコンコースの照明設備のLED化や駅事務室などへの高効率空調設備の導入により、消費エネルギーの削減を図る。エコ待合スペースでは、夏場はミスト、冬場は自立型水素エネルギー供給システムから出る温水を活用したウォームベンチを設置する。コンコースや自由通路の壁面に自然素材を活用した仕上げを施したり、緑化を施したりすることで自然と調和する空間を創出する。