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環境ニュース[国内]

使用済燃料受入れ・貯蔵施設の配管誤接続で日本原燃が原因と対策についての報告書を提出

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.10.02 【情報源】原子力安全・保安院/2002.10.02 発表

 日本原燃(株)は、平成14年9月12日に確認された使用済燃料受入れ・貯蔵施設での配管誤接続の原因と対策に関しての報告書をまとめ、14年10月2日付けで原子力安全・保安院に報告した。
 この誤接続は第3回施設定期検査中の自主点検で判明したもので、換気設備の1つであるアクティブベント系フィルタユニット(廃液から発生する気体の湿分や微粒子を取り除く機器)に接続された3つの配管のうち両端の配管が、本来の設計とは逆に入れ替わって接続されていた。
 日本原燃の報告によれば、今回の誤接続は、機器全体の流れを表す系統図から配管図を作成する際、ドレン位置が誤って記載されたにもかかわらず、この配管図に基づき施工図が作成され、配管施工が実施されたことが原因。配管据付時の据付・外観検査でも、誤った施工図を使って確認したため、誤接続がチェックされなかった。
 日本原燃では再発防止策として、配管図作成時や承認時に、系統図の流れ方向などの照合を実施したかどうかの記録をチェックシートや図面上照合欄に残すようにするとしている。また今回、誤接続が発見された箇所については、系統図どおりの配管ルートに接続するよう修理を行う方針だ。
 なお原子力安全・保安院は、日本原燃にこの再発防止対策の実施報告を更に求めるとともに、誤接続箇所の修理状況を現場に立入って確認する予定だ。【原子力安全・保安院】

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