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環境ニュース[国内]

パナソニック、宅配便の再配達を削減する宅配ボックスを拡充、集合住宅用などを投入

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.03.09 【情報源】企業/2017.03.06 発表

 パナソニックは、宅配便の再配達を削減してCO2排出量の低減につなげる宅配ボックス「COMBO(コンボ)」シリーズの品ぞろえを拡充する。複数の世帯で使用できる集合住宅用「Maison(メゾン)」や、一戸建て向けのポストと宅配ボックスの一体型「F(エフ)」、住宅の壁への埋め込み型「int(イント)」を投入する。4月3日に発売する。

 新たなニーズを見越してラインアップを強化した。宅配ボックスはインターネット通販や共働きの増加から需要が拡大し、パナソニックの2016年度販売台数は前年度比2倍近くという。福井県あわら市で行った宅配ボックス設置の実証実験では、約49%の再配達率が約8%に減り、2016年12月の1カ月間に、103世帯でCO2排出量が約137.5kg削減できた。

 メゾンは、コンパクトサイズとハーフタイプの2種類の大きさに加え、各戸で使用するタイプと、複数戸で共有して使うタイプを用意した。入居者が変わっても鍵の交換が不要な暗証番号式を採用した。暗証番号は部屋ごとに設定でき、受け取りの間違いを軽減する。電気工事の必要がなく、既築物件でも取り付けられる。屋外にも設置できる。

 エフは、ブロック2個分より一回り小さいサイズで、玄関の限られた空間を有効に活用できる。イントは、家の中から郵便物や宅配物が取り出せる。鋼板構造で準防火地域にも対応し、断熱材を採用して結露にも配慮した。メゾン、エフ、イントとも施錠・押印に電気を使わない。2017年度に宅配ボックス全体で約1万5000台の販売を目指す。
【パナソニック株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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