一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

国際熱核融合実験炉計画の第5回政府間協議をカナダで開催 実験炉共同評価開始へ

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.10.01 【情報源】外務省/2002.09.18 発表

 カナダ、EU、日本、ロシア連邦の代表は、2002年9月17・18日にカナダのトロントで、ITER(International Thermonuclear Experimental Reactor:国際熱核融合実験炉)計画の共同実施についての交渉を行うための第5回政府間協議を開催した。
 ITER計画は核融合エネルギーの科学的、技術的な実現可能性を実証することを目標とした国際共同プロジェクト。2001年11月からカナダ、EU、日本、ロシア連邦により、ITERの建設・運転等に関する国際協定「ITER共同実施協定」の締結に向けた正式交渉が開始されている。
 今回の会合では、カナダ政府が実験炉の誘致先として提案しているクラリントンについて、国際的な専門家グループによるサイト共同評価が着手され、誘致先選定に向けての作業が本格化した。
 なお10月には日本が誘致先として提案している六ヶ所村についての共同評価が、12月にはEUが誘致先として提案しているフランスのカダラッシュとスペインのバンデロスについての共同評価が実施されることになっており、ロシアの候補地も含めたサイト共同評価は2003始めにも終了する予定。またこれを踏まえ、共同実施のための協定の草案も2003年中頃までに完成させることが想定されている。【外務省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク