一般財団法人環境イノベーション情報機構
神奈川県小田原市、コンポストで生ごみ堆肥化 参加世帯が5000世帯突破
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2017.03.08 【情報源】地方自治体/2017.01.16 発表
段ボールコンポストを活用して家庭の生ごみを堆肥化する小田原市の取り組み「生(いき)ごみ小田原プロジェクト」の参加世帯が5000世帯を突破した。この取り組みは、市内の家庭から出るごみの約40%を占める生ごみを減らすため、2010年度から実施。生ごみを家庭内で段ボールコンポストを使って堆肥化し、資源として活用する。
おがくずや腐葉土などを入れた段ボール箱(幅約40cm、奥行き約35cm、高さ約30cm)の中に生ごみを投入し、土壌微生物の働きによって分解させて堆肥にする方法。生ごみを毎日投入しても量は増えず、においもほとんどしないという。できた堆肥は家庭で園芸などに活用する。
同プロジェクトの参加世帯は昨年12月末時点で5171世帯。これは、市内の16世帯に1世帯の割合だ。同市の段ボールコンポストの配布数は神奈川県内の自治体でもっとも多く、全国でも有数の規模という。今後は市内全世帯の約1割にあたる8000世帯の参加を目指し、活動を続ける。