一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都杉並区、ごみ出しアプリを多言語化 外国人にもルール周知
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2017.02.07 【情報源】地方自治体/2016.11.25 発表
杉並区は、ごみの収集日や分別方法が簡単に分かるスマートフォン向けアプリ「なみすけのごみ出し達人(マスター)」を多言語化し、英語、中国語、韓国語などでも表示できるようにした。日本語が苦手な外国人にも同区のごみ出しルールを周知し、ごみの減量につなげる。杉並区の区民1人当たりのごみ排出量は、2011年度から5年連続で東京23区中最少を記録。さらなるごみの減量に向け、分別の徹底や資源化に取り組んでいる。
区はスマホの利用層である若年層をメーンターゲットに、14年に23区内で初めてごみ出しアプリの配信を開始。居住地域を登録すると、ごみの収集日を知らせてくれるほか、ごみ分別をゲームで楽しく学ぶ機能などもある。昨年10月末までに約2万2000ダウンロードされている。
区によると、近年、ごみ出しのルールが分からず困っている外国人居住者が増えているという。16年度からは、区内に約3万5000カ所ある集積所の看板を、ごみ・資源のイラストを多用し分別の判断がしやすいものに順次付け替えるなどして対応しているが、加えてごみ出しアプリを多言語化することにした。