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環境ニュース[国内]

凸版印刷、各種イベント向けにカーボン・オフセットの申請代行サービスを開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.01.25 【情報源】企業/2017.01.20 発表

 凸版印刷は、展示会やスポーツ大会、音楽コンサート、講習・講演会などの各種イベント向けにカーボン・オフセットの申請代行「イベント向けカーボン・オフセット申請支援サービス」を4月に始める。イベント全体のCO2排出量の算出から申請、登録まで手掛ける。モデルケースとして、自社の社員教育イベントでカーボン・オフセットを行った。

 カーボン・オフセットは、排出した温室効果ガスのうち、削減が困難な部分の排出量の全部か一部を、他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせ(オフセット)する取り組みを意味する。凸版印刷は、2014年度に印刷物や出版物でカーボン・オフセット申請支援サービスを始めた。今回そのノウハウを活用し、対象をイベント活動に拡大した。

 イベントでは参加者の移動に関するCO2排出量が大きな割合を占めるが、算出が難しかった。凸版印刷は参加者へのアンケート調査や登録情報などから、移動に伴うCO2排出量を類推・算出する独自手法を開発した。これに、イベントで使用する印刷物や、開催期間中の使用エネルギーでのCO2排出量を加え、イベント全体のCO2排出量を算定する。

 モデルケースとしたのは、2016年4〜7月に各地で実施した3回の教育イベントだ。排出したCO2を約0.95tと算定し、熊本県の間伐を使った温室効果ガス吸収事業の排出枠でオフセットした。イベント向けカーボン・オフセット申請支援サービスの手数料は、排出枠の実費を除き10万円からとなる。2018年度に関連サービス含み5億円の売り上げを目指す。【凸版印刷株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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