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環境ニュース[国内]

富士通、製品の資源効率向上で「LCA日本フォーラム表彰」の会長賞を受賞

エコビジネス LCA】 【掲載日】2017.01.25 【情報源】企業/2017.01.20 発表

 富士通は、製品の資源効率向上に向けた取り組みで、第13回「LCA日本フォーラム表彰」のLCA日本フォーラム会長賞を受賞した。同賞はLCA(ライフサイクルアセスメント)に関わる産官学のネットワーク、LCA日本フォーラムが主催している。資源効率について独自の指標を策定し、グループ全体で活動を推進していることが評価された。

 富士通グループは2013年度に資源効率の指標を策定し、旧製品と比較した新製品の資源効率向上を定量評価する仕組みを構築した。2013〜2015年度の環境行動計画で2015年度末までに、新製品の資源効率を2011年度比で35%以上向上させる目標を掲げ、44.8%高めた。2016〜2018年度は2018年度末までに、2014年度比15%以上を目指す。

 資源利用による環境への影響を可視化する新しい取り組みで製品の“関与物質総量”について定量評価した。その結果、スマートフォン(多機能携帯電話)で年々減少していることが可視化できた。今回の受賞の評価コメントでは、資源効率指標を構築し、スマートフォンなどの関与物質総量を把握している、として高く評価された。

 LCAは、原料の調達から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの各段階の環境負荷を分析・評価する手法を意味する。LCA日本フォーラム表彰は、製品の環境負荷削減に向けてLCAの普及や定着、活性化を進める企業をたたえる。LCA日本フォーラム会長賞、同奨励賞などがあり、会長賞は富士通のほかデンソーが受賞した。【富士通株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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