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環境ニュース[国内]

日本政策投資銀行、三菱ケミカルHDに「環境格付」融資を実施、最高ランクを付与

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2016.12.09 【情報源】企業/2016.12.06 発表

 日本政策投資銀行(DBJ)は、三菱ケミカルホールディングス(MCHC)に対し「DBJ環境格付」に基づく融資を実施した。最高ランクの格付け「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的と認められる企業」を付与するとともに、特に高評価のモデル企業が対象となる特別表彰を授与した。MCHCグループが推進する「KAITEKI経営」を認めた。

 KAITEKI経営は、社会的価値と経済的価値の向上を目指す取り組みで、2011年に実践を始めた。地球・環境課題の解決につながる「サステナビリティー(持続可能性)」「ヘルス(健康)」「コンフォート(快適)」の3つを判断の基準に据え、MOS(マネジメント・オブ・サステナビリティー)と呼ぶ指標を通じた管理体制を浸透させている。

 環境格付では、MOS指標に対する実績評価のPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルによって従業員の価値観の共有化を図っている点や、3つの判断基準を踏まえて重要課題を再特定し、中期経営計画「APTSIS20」を策定したことを評価した。水資源や食料問題解決に貢献する製品・サービスの提供などを定量目標に設定したことも認めた。

 その結果MCHCは、4段階の格付けの中での最高位取得と併せて、特別表彰を受賞した。今回を機にKAITEKI経営をさらに進め、環境に配慮した取り組みを続ける。2013年12月にもMCHCは最高ランクの格付けと特別表彰を受けている。DBJ環境格付融資は、独自の格付けシステムで企業の環境経営度を評点化し、得点に応じて特別金利を設定する。【株式会社三菱ケミカルホールディングス】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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