一般財団法人環境イノベーション情報機構
神戸市、商用水素ステーション 来年3月に兵庫区で開所
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2016.12.15 【情報源】地方自治体/2016.11.01 発表
神戸市は、市内初の商用水素ステーションが来年3月、同市兵庫区に開設されると発表した。「神戸七宮水素ステーション(仮称)」は、産業・医療向けガスの日本エア・リキード(東京)、石油販売の三菱商事エネルギー(同)、給油所経営の丸井商会(大阪市)が共同で運営する。
水素ステーションは「圧縮水素オフサイト方式」を採用し、関西地区の水素出荷工場から運び入れた高圧水素ガスをステーション内で必要な圧力に調整し、燃料電池車(FCV)に充填する。FCVを約3分で満充填できるという。
水素ステーションの敷地面積は約300m2と従来に比べてコンパクトで、土地の確保が難しい大都市における水素ステーションのモデルとなる。
商用水素ステーションは西日本では首都圏に比べて普及が遅れている。久元喜造市長は「燃料電池車の普及には商用水素ステーションの普及が不可欠」と意義を強調した。