一般財団法人環境イノベーション情報機構
岩手県一関市、バイオマス産業都市に選定 バイオガス発電事業など計画
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2016.12.08 【情報源】地方自治体/2016.10.05 発表
一関市は、国の「バイオマス産業都市」に岩手県の自治体で初めて選定された。市が進めるバイオマス関連事業について、国から施設整備費などの補助を受けられる。バイオマスの原料生産から利用までの一貫システムを構築し、バイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりに取り組む自治体を、国が2013年度から選定。今年度は一関市をはじめ、北海道知内町や静岡県掛川市、鹿児島県薩摩川内市など16市町村が選定され、計50市町村となった。
一関市は、畜糞などを原料としたバイオガス発電事業や小規模木質ガス化プラントによる熱電併給事業、公共施設などへの木質バイオマスボイラー普及促進事業、木質チップ製造事業を計画。バイオマス利用率の目標として、10年後に家畜排泄物利用率を現在の90%から100%、未利用森林資源を0.7%から99.3%に設定した。
勝部修市長は「当市が進める『資源・エネルギー循環型まちづくり』の第一歩として大きな意義がある。この構想がより充実したものになるよう努力していきたい」とコメントした。