一般財団法人環境イノベーション情報機構
「カー・フリー・デー」を拡大 「モビリティ・ウィーク」開始
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.09.25 【情報源】/2002.09.13 発表
欧州委員会は、9月16日、ブリュッセルで、他の関係者とともに「欧州モビリティ・ウィーク(European Mobility Week)」を開催する。カー・フリー・デーの9月22日までの一週間の始まりを、EUのヴァルストロム環境委員及び19の国際機関・団体が祝った。ヴァルストロム環境委員は、「カー・フリー・デーをモビリティ・ウィークに拡大することにより、持続可能な移動についての議論を広げる機会を増やす。この夏はイタリア、ドイツ、フランス、東欧が世界中が気象災害に見舞われ、いかに決定的な手法をとる必要性が差し迫っているかを想起させた」と述べた。
モビリティ・ウィークはカー・フリー・デーの成功の上に成り立っている。9月16日月曜日から始まり、ヨーロッパ及び加盟申請中の東欧諸国から300都市が参加する。このイベントは持続可能な輸送方法及び大気質の改善、騒音の削減、人々の生活の質の向上に関する政策のメリットに焦点を当てる。9月16日は公共輸送、18日は自転車利用の促進、20日は「生き生きした通り」「グリーン・ウェイ」をモットーに、都市地域での家族、子供に注目した移動の必要性というテーマが割り振られている。
22日はカー・フリー・デーで、欧州35カ国1300の都市が参加。中心街に自動車進入禁止区域を設け、徒歩、自転車、公共輸送機関で自分の街を再発見できるようにしている。新しい低排出車(LEV)を試す機会もある。【欧州委員会環境総局】