一般財団法人環境イノベーション情報機構
キリンHD、「CDPウォーター」で最高の「Aリスト」に認定
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2016.11.24 【情報源】企業/2016.11.16 発表
キリンホールディングスは、企業の環境活動を評価する国際非営利団体、CDPが実施した水資源対応に関する調査で、最高評価の「CDPウォーターAリスト」に認定された。グループが進めている各種の取り組みが認められた。調査では、CDPが送付した質問書に対して世界の607社が回答した。その中から24社がAリストに選出された。CDPは、世界827の機関投資家を代表して企業の温室効果ガス排出量や気候変動などの取り組み情報を収集、評価する。キリングループにとって水は欠かすことができない基本的な資源となり、グループの長期環境ビジョンでも生物資源、容器包装、温暖化とともに重要なテーマに位置付け、使用を持続可能にする活動を推進している。
事業展開する各地域での高水準の節水や、使い終わった水をきれいにして自然に戻す活動、製造事業所の水源地での森林保全などを手掛ける。さらに、6カ国35カ所にある主要製造事業所の立地流域や、日本の飲料事業を中心にしたバリューチェーン(価値連鎖)上流での水リスク評価など、経営への水リスクの影響を把握している。
こうした水資源への対応から、CDPのAリストに選ばれた。CDPの気候変動への対応に関する調査でもキリンホールディングスは、CO2排出削減や気候変動緩和対策が特に優秀な企業として「Aリスト」に3年連続で認定されている。キリングループは気候変動に続いて水資源でも最高評価を獲得したことを弾みに、取り組みを強化する。【キリンホールディングス株式会社】