一般財団法人環境イノベーション情報機構
昭和シェル石油、電力販売で大型エアコンなどの動力向け「低圧電力プラン」を導入
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.11.17 【情報源】企業/2016.11.15 発表
昭和シェル石油は、東京電力のエリアで実施している電力販売で、大型エアコンやモーターなどの動力利用者向けに「低圧電力プラン」を新たに導入した。事務所や店舗、工場、マンション共用部などに展開し、従来の一般家庭用のプランに加えて顧客層を広げる。本格的な受け付けを11月15日に、ウェブサイトで始めた。供給は既に開始している。低圧電力プランは、電気使用量が少ないと「省エネ割引」を適用することが特長だ。基本料金は契約電力1kWあたり月1050円、電力量料金は2段階とした。省エネ割引は、月間の電気使用量が契約電力に125kWhを掛けた数値までの場合、1kWhあたり110円を割り引く。契約電力3kWだと375kWh、10kWは1250kWh、20kWは2500kWhまでに適用する。
電気料金は、第1段階が契約電力に135kWhを掛けた数値、第2段階はそれを超えた時となる。1kWhあたり第1段階は15円(夏季は16.4円)、第2段階は19.2円(同19.6円)に設定した。東京電力エナジーパートナーの低圧電力プランと比較すると、契約電力10kWで10月に1000kWhの電気を使ったケースで、2万6000円が1600円安い2万4400円になる。
1600円の内訳は省エネ割引が1100円、電力量料金の低減が500円だ。年間電気料金では、6%に当たる約1万9200円を低減できる。昭和シェルは一般家庭向けに「ガソリンが10円/L安くなる電気(ドライバーズプラン)」を4月、「昼はもちろん夜に差がでる電気(ホームプラン)」を7月に始めた。今回、低圧電力プランで幅広い顧客への電力供給体制を整えた。【昭和シェル石油株式会社】