一般財団法人環境イノベーション情報機構
伊藤忠商事、「MOTTAINAI」でクラウドファンディングに参入、アイデアを支援
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2016.11.10 【情報源】企業/2016.11.08 発表
伊藤忠商事は、環境キャンペーン「MOTTAINAI(もったいない)」でクラウドファンディング事業に参入する。不特定多数から資金を募り、新しいアイデア、製品や活動を支援する。毎日新聞社、信用組合で組織する系統中央金融機関の全国信用協同組合連合会、ファンド運営のミュージックセキュリティーズ(東京・大手町)と業務提携して行う。12月上旬をめどに新サービス「MOTTAINAIもっと」を始める。クラウドファンディングは、新しいアイデアやプロジェクトを持つ人がインターネットの専用サイトで広く呼び掛け、共感した人から資金を集める方法を指す。新商品・サービスの開発資金を調達する仕組みで、出資者に金銭のリターンはなく、完成商品・サービスが提供される。
MOTTAINAIは、環境分野で初めて2004年にノーベル平和賞を受賞したケニア人女性のワンガリ・マータイさんが提唱し、伊藤忠や毎日新聞社が中心に進める世界的なリデュース・リユース・リサイクルのキャンペーンとなる。MOTTAINAIもっとは、MOTTAINAIを基にクラウドファンディングを組み合わせ、多くの人に応援してもらうことを目的にする。
伊藤忠とミュージックセキュリティーズが共同でMOTTAINAIもっとを運営し、全国信用協同組合連合会との提携を通じて、全国各地の信用組合が地元のプロジェクト案件を発掘する。毎日新聞社は新聞紙面でプロジェクトを取り上げ、クラウドファンディングを紹介する。4者は連携によって、MOTTAINAIもっとで各地域に資金が回る仕組みを構築する。【伊藤忠商事株式会社】