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環境ニュース[国内]

住友ゴム、ラベリング最高グレードの低燃費タイヤ発売、新材料開発技術を採用

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2016.10.26 【情報源】企業/2016.10.21 発表

 住友ゴム工業は、ラベリング制度の最高グレード「AAA-a」となる低燃費タイヤの最上級モデル「エナセーブNEXT II(ネクストツー)」を11月1日に発売する。自社の新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN(アドバンスド・フォーディー・ナノ・デザイン)」を初めて採用し、最高グレードを達成した。耐摩耗性能も大幅に高めた。

 アドバンスド・フォーディー・ナノ・デザインは、ゴムの内部構造をナノ(1mmの100万分の1)からミクロン(1mmの1000分の1)のレベルまで連続して鮮明に解析し、シミュレーションできる新材料開発技術だ。スーパーコンピューター「京」をはじめ世界最先端技術の連携で実現した。2015年に完成させ、2016年中の商品発売を目指してきた。

 高機能タイヤ用の材料開発技術として活用し、エナセーブNEXT IIには、相反するタイヤの3大性能である、低燃費、ウエット(ぬれた路面)グリップ、耐摩耗性能を高い次元で成り立たせることに成功した。ラベリング制度は転がり抵抗性能が5等級、ウエットグリップは4等級あり、どちらも最高の「AAA」「a」になった。

 低燃費性能とグリップ性能を維持しながら、耐摩耗性能を従来品から51%高めた。シミュレーションで分子設計した結合剤「新フレキシブル結合剤」を採用した。ゴムが変形した際、充てん剤のシリカとポリマー(重合体)間に局所的にかかる力を逃がしてゴムの破壊を抑える。195/65R15 91Hの1サイズで2万1600円(税別)の価格を設定した。【住友ゴム工業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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