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環境ニュース[国内]

安川電機、EVスポーツカー開発ベンチャーと資本提携、駆動システム事業を加速

大気環境 交通問題】 【掲載日】2016.09.21 【情報源】企業/2016.09.15 発表

 安川電機は、電気自動車(EV)スポーツカー開発・製造・販売ベンチャーのGLM(京都市)と資本提携することを決めた。中期経営計画で重点方策の1つに掲げる創エネ・エネルギー活用事業「Clean Power(クリーンパワー)」領域での電気駆動システムの事業化を加速する。技術協力による改良や新製品の共同開発を進める。

 GLMは、京都大学の研究施設「京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー」で1996年に発足した「京都電気自動車プロジェクト」を基に、EVスポーツカーの開発・製造・販売会社として2010年4月に設立した。EVスポーツカー「トミーカイラZZ」を開発し、公道が走行できる認証を2012年に取得した。2014年8月に出荷を始め、量産している。

 安川電機は、自社が保有するモータードライブやパワー変換技術を応用し、EVやハイブリッド車(HV)の車載用電気駆動システムの開発と製品化を行っている。電気駆動システムには、広い定出力範囲を確保するとともに全ての速度領域で高い効率が得られる独自の電子式巻線切り替え技術「QMET(クメット)ドライブ」を組み込んでいる。

 電子式巻線切り替えは、低速回転用と高速回転用の異なるモーターの巻線を電子機器で切り替える仕組みを指す。高い加速性や高速での安定走行が求められるスポーツカーに適した電気駆動システムで、GLMが推進する従来にないEVスポーツカー開発に役立つ。安川電機はGLMと協力して電気駆動システムの技術向上を図り、販売拡大につなげる。【株式会社安川電機】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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