一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本原燃の使用済燃料受入れ・貯蔵施設で排水配管2本の誤接続が判明
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.09.17 【情報源】原子力安全・保安院/2002.09.13 発表
日本原燃(株)は平成14年9月13日、青森県六ヶ所村の再処理工場内で稼働中の使用済燃料受入れ・貯蔵施設で、ドレン配管(排水配管)2本が誤って接続されていたと発表、原子力安全・保安院にも報告を行った。日本原燃の説明によると、この誤接続は第3回施設定期検査中の自主点検で判明した。換気設備の1つであるアクティブベント系フィルタユニット(廃液から発生する気体の湿分や微粒子を取り除く機器)に接続された3つの配管のうち両端の配管が、本来の設計とは逆に入れ替わって接続されていた。誤接続の原因は、機器全体の流れを表す系統図から配管図を作成する際、ドレン位置を誤って記載したことによるものだという。
なお日本原燃では、正しい配管施工図に基づき配管を接続し直すとともに、施設内の類似配管についても点検を実施するとの方針を示しているが、原子力安全・保安院では日本原燃に対し、更にドレン位置誤記載の原因について事情聴取を行い、必要な対応を求めることととしている。【原子力安全・保安院】