一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成14年7月の総需要電力量前年同月比3.0%減 ただし産業用大口需要は1.3%増
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2002.09.17 【情報源】資源エネルギー庁/2002.09.13 発表
資源エネルギー庁は平成14年9月13日、平成14年7月の総需要電力量を発表した。平成14年7月の総需要電力量は平成13年7月と比べ3.0%減少した834億kWh。14年6月同様、前年実績を下回る結果となった。このうち一般家庭で使用された電力については、比較対象となる13年7月は記録的に気温が高く、冷房需要が前年より大幅に増加していたのに比べ、14年は6月下旬から7月中旬の気温が低めで冷房需要も少なめだったことを反映し、13年7月より7.3%も需要が減少する結果となっていた。
また、6月下旬の低気温による空調稼働の減少、契約数自体の減少の影響を受け、オフィスビルなど業務用の需要も3.9%減となったが、産業用大口需要は、鉄鋼業で3か月続けて需要が増加したほか、繊維、石油・石炭、窯業・土石を除いた業種でも需要が増加したことにより、13年7月に比べ1.3%増と14ヶ月ぶりに需要が増加した。またこの結果、総需要電力量の減少率が抑制された。【資源エネルギー庁】