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環境ニュース[国内]

丸紅、ナイジェリアでガス複合火力発電所開発、アフリカ最大のガスだき発電所に

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.09.07 【情報源】企業/2016.08.31 発表

 丸紅は、西アフリカのナイジェリアでガスだき複合火力発電所を開発する。完成するとアフリカで最大のガスだき発電所になる。同国政府などが出資する発電会社のエグビンパワーとの間で開発についての覚書を8月28日付で結んだ。丸紅は経済産業省から2015年12月に、同国での発電所新増設に関する事業実施可能性調査を委託されている。

 この発電所はナイジェリア南西部のラゴス州に計画し、エグビンパワーが保有する既設の火力発電所の隣接地に設け、出力は180万kW相当を見込む。丸紅は開発関連の調査に協力する。調査に基づいて2018年1月の建設契約締結と、2021年6月の運転開始を予定する。既設発電所は西アフリカ最大の132万kWの出力があり、丸紅が建設を手掛けた。

 ガスだき複合火力発電はガスタービンで発電した後、その排熱を利用して蒸気タービンで発電する。効率が高く環境負荷を抑えられる。既設発電所は、燃料をボイラーで燃焼して発生させる蒸気でタービンを回す。エグビンパワーはナイジェリア政府が30%、現地エネルギー企業が49%、韓国電力公社系が21%出資して発電事業を行っている。

 丸紅は、世界で100GW(1億kW)以上の発電所のEPC(設計・調達・建設)を請け負った実績がある。ナイジェリアでは既設電源の4割以上を建設した。今後もインフラ輸出を積極的に推進し、同国やアフリカの経済発展を後押しする。日本貿易振興機構(JETRO)からは6月に、インフラシステム輸出促進のための日本企業にも採択されている。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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