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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、建物の管理者向けの廃棄物追跡ツールを公開

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2016.08.22 【情報源】アメリカ/2016.08.08 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、商業ビルの所有者や管理者が無償で利用できるベンチマーク・追跡ツールである、エネルギースターの「ポートフォリオ・マネージャー」に、廃棄物や材料を追跡する新機能を搭載したと発表した。現在、アメリカの商業ビルや製造活動から発生する廃棄物は、アメリカで廃棄物焼却炉または埋立処分場に送られる年間1億5000万トンの廃棄物の45%をも占めている。ポートフォリオ・マネージャーは、既にアメリカで45万棟以上、カナダで1万棟以上の建物でエネルギーと水の消費量、温室効果ガス排出量を測定するために使用されている。新ツールによって、既存の持続可能性の管理指標に加え、建設資材、ガラス、紙、プラスチック、一般ゴミなど29種類の廃棄物を4つの管理尺度で比較できるようになるという。新ツールの追加は、廃棄物と材料管理の主要なパフォーマンス尺度を特定するための、EPAエネルギースターおよび持続可能な材料管理プログラムと業界関係者の長期にわたる連携の成果だという。

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