一般財団法人環境イノベーション情報機構
オンワードHD、回収衣料品をリメークして雑貨を制作、環境・社会貢献の拠点で提供
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.05.17 【情報源】企業/2016.05.09 発表
オンワード樫山を傘下に持つオンワードホールディングスは、春と秋に実施するリユース・リサイクル「オンワード・グリーン・キャンペーン」で回収した自社の衣料品をリメークして雑貨を制作、環境・社会貢献の拠点「オンワード・リユースパーク」(東京・吉祥寺)で提供する。5月9日に提供を始め、収益は自社の環境・社会貢献に還元する。リメーク雑貨の販売で、環境配慮を身近に感じてもらうことを目指す。オンワード・リユースパークがある東京都武蔵野市近郊のリメークアーティストが、オンワードの環境・社会貢献に賛同して実現した。各アーティストがそれぞれ得意とするバッグ、帽子、ポーチなどのリメーク雑貨アイテムを制作し、チャリティー価格で提供する。
オンワード・グリーン・キャンペーンは衣料品循環システムの構築を狙いに行っている。リサイクルして固形燃料にするほか、繊維製品の原料になるリサイクル糸を作って毛布や軍手を生産し、世界の被災地に届ける。リユースではオンワード・リユースパークで販売して収益を環境・社会貢献に使う。今回、回収衣料の活用の幅を広げた。
オンワード・リユースパークはオンワード・グリーン・キャンペーンの10シーズン(5年)を機に2014年3月に開設した。同キャンペーンをはじめとしたオンワードグループの環境・社会貢献を伝えるとともに、顧客が買い物を通して環境に貢献できる場となる。回収衣料品からエプロンなどを制作するワークショップも定期的に開催している。