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環境ニュース[国内]

YKK AP、体感ショールームを東京に開設、巨大冷凍庫内に5仕様で断熱部屋を設置

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.04.12 【情報源】企業/2016.04.06 発表

 YKK APは、4月6日、「YKK AP 体感ショールーム」を東京・港区に開設した。これまでにない新たな提案型施設として窓の価値を伝える。断熱効果が分かるように、冬の外気を想定した巨大な冷凍庫内に、5つの仕様で断熱部屋を設置した。窓の性能が全身で体感・比較できる。4、5月はプレオープンの内覧期間で、正式には6月2日にオープンする。
 窓の断熱性や遮熱性、防露性、通風性、遮音性などを実験装置と実物展示で訴求する。特に断熱効果については、−5〜0℃に冷やした大きな冷凍庫内に窓と断熱材の仕様が異なる5つの部屋をつくった。1980年基準、2013年基準、YKK AP推奨仕様2種類と最新の高断熱仕様で、各部屋で窓辺の寒さ、室温のムラ、部屋間の温度差が比べられる。
 窓は1980年基準の部屋が単板ガラス入りアルミサッシ、最新の高断熱仕様の部屋は高性能トリプルガラス樹脂窓となる。サーモグラフィー(熱分布画像)や温度計での可視化や、血圧の変化など身体に与える影響の計測も行なって断熱と窓の効果が実感できるようにした。遮熱性と防露性はそれぞれ15種類の窓、遮音性は9種類の窓を比較する。
 体感ショールームは2015年11月から閉館していた「YKK AP ショールーム品川」の跡地に設けた。JR品川駅の港南口から徒歩8分の複合施設「品川インターシティ」ホール棟地下1階にある。展示面積1424m2で約350点の商品を紹介する。高断熱窓への理解を深める場にしてエネルギー使用の少ない住環境を提案し、高断熱住宅の普及につなげる。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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