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環境ニュース[国内]

コマツ、大阪府などと「生物多様性パートナー協定」締結、敷地内緑地を活用

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.03.23 【情報源】企業/2016.03.17 発表

 コマツの国内主力工場の1つである大阪工場(大阪府枚方市)は、大阪府や大阪府立大学、地方独立行政法人の大阪府立環境農林水産総合研究所、枚方市と「おおさか生物多様性パートナー協定」を3月15日に締結した。同工場の敷地内にある緑地「コマツ里山」を活用し、生物多様性に配慮した管理を通じて生態系ネットワークの構築を目指す。
 おおさか生物多様性パートナー協定は、生物多様性保全に積極的な企業に対して、大阪府が大学・試験研究機関・地元市町村などと連携して支援する仕組みで、2013年度に始まった。コマツは「コマツの生物多様性宣言」と「コマツの生物多様性ガイドライン」を制定し、世界の全ての事業所で生物多様性保全のための活動を行っている。
 大阪工場のコマツ里山は1500m2の面積があり、2011年に設置した。ビオトープ(生物生息空間)池と里山林で構成する。完成時に植えたコナラ、クヌギが大きく成長したほか、池では希少種水生植物が生育し、カルガモが毎年増えている。協定によって生態系ネットワークの構築を進め、自然観察会会場に提供するなど地域に貢献する。
 府立大は生態系に関する調査を技術的に支援し、府立環境農林水産総合研究所は生物保護の観点からビオトープ管理への助言と協力を行う。府は活動内容を認証してウェブサイトなどで紹介する。枚方市は市民を対象にビオトープを活用した自然観察会を開く。コマツ里山を中心に各パートナーが役割を担って生物多様性の保全を図る。【(株)小松製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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