一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

都市の熱収支バランス管理の重要性を指摘 「ヒートアイランド対策手法調査報告書」まとまる

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2002.09.03 【情報源】環境省/2002.09.03 発表

 環境省のヒートアイランド対策手法調査検討委員会(委員長:尾島俊雄早稲田大学教授)は都市の熱収支バランスの管理の重要性を説いた、「ヒートアイランド対策手法調査」の報告書をまとめ、平成14年9月3日に公表した。
 報告では、東京23区の地表面熱収支について、大気を直接暖める地表面からの熱流や人工的に排出される熱流が増加している一方で、地表面から水蒸気として放出される熱流が減少しているため、自然の土壌に樹木が植えられている状態に比べると、大気を直接暖める熱の発生が約8割増加していると分析。対策としては、都市の地形や気候などの立地条件をもとに、自然の風や水面の活用、地表面被覆の緑化、省エネによる人工排熱の削減などを総合的に実施していく必要があり、熱の捨て方を含めた都市全体の熱収支バランスを管理する「熱の管理」の視点が重要であると提言している。
 また「熱の管理」に必要な手法として、(1)「都市環境気候図」(2)数値シミュレーション、(3)個別の対策効果を一定条件のもとで比較評価できる簡易計算方法、(4)各種対策の導入効果を計る評価軸とデータ整備手法−−についての検討も行った。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク