一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

大日本印刷、チルドレディミール包装が韓国で初の採用

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2016.02.02 【情報源】企業/2016.01.28 発表

 大日本印刷(DNP)が展開している「DNPチルドレディミール包装システムMicvac」が、韓国で初めて同国食品大手のデサングループに採用された。このシステムは日本ではフジッコが導入し、DNPとフジッコは共同で第3回「食品産業もったいない大賞」(一般社団法人日本有機資源協会主催、農林水産省協賛)の審査委員会委員長賞を受賞している。
 レディミールは調理済み食品を意味し、システムでは冷蔵で45日間長期保存可能なレディミールが製造できる。マイクロ波で食材の加熱調理と殺菌を同時に行い、専用の容器に密封する仕組みで、2012年から国内で販売している。ビタミンやタンパク質などの栄養素を損なうことなく、野菜のシャキシャキ感など食材のおいしさを保持できる。
 韓国は大きなレディミール市場がある。DNPは同国向けの販売を強化し、デサングループの採用が決まった。同社は400g用と250g用の2サイズを韓国料理のほか、ベルギー、フランス、イギリスなどの各国料理でレディミールの製造に使う。DNPは今回を機に韓国以外のアジアでもシステム販売を進めるとともに、容器のラインアップ拡充を予定する。
 45日の長期保存が可能になることで商品交換の流通サイクルが長く設定でき、廃棄ロスを低減する。国内ではフジッコをはじめ利用が拡大している。食品ロスの削減に貢献できる点が食品産業もったいない大賞で評価された。同賞は温暖化・省エネ対策で実績をあげた企業・団体をたたえ、計12点が各賞を受けた。1月29日に表彰式が開かれた。【大日本印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク